娘の成人式の前撮りをした。
袷の着物を着るギリギリの5月。
さらには温暖化?ポールシフト?
理由はともかく暑すぎて、冷房の効いた建物から極力出ないことに。
実家の箪笥に眠っていた三十数年前の着物を持ってきたはいいけれど、恥ずかしながら着物は七五三以来ですっかり畳み方から忘れていた。
YouTube大先生にお世話になりながら、なんだかんだと早回しで記憶を引っ張り出し、必要なものを用意して、やっと写真館の予約の日に間に合った。(そして私のダイエットは間に合わなかった…)
生まれましたよーと看護師さんに抱かれて胸元に現れたあの日から、20年。振り返ってみると色々あったけれども、シンプルに考えると、すったもんだしながら日常を繰り返していたら、いつの間にか大人になっていたのだった笑。
自分の息子を王子様のようにウットリ眺める友人達を見ていると、男の子の母はいいなあと思ったものだが、いつも冷静で時には他人より母に厳しい、でも1番の味方でいてくれる娘でなければ、私はもっともっと道に迷い、ここまで歩いて来れなかったと思う。
東京砂漠!を一緒に旅しながら、
ささやかで、なんでもない、毎日の繰り返しこそが「幸せ」なんだと、何より娘は私に教えてくれた。
私のところに生まれてくるぐらいだから、大層なチャレンジャーの娘だ。きっとここからの激動の時代も、なんとかして生きていってくれるだろう。
🎵あなたに逢えてよかった
あなたには希望の匂いがする
つまづいて 傷ついて
泣き叫んでも
さわやかな希望の匂いがする
町は今 眠りの中
あの鐘を鳴らすのは あなた
人はみな 悩みの中
あの鐘を鳴らすのは あなた🎵
(by阿久悠)
娘に限らず、若者達がこの国の未来の鐘を鳴らしてくれると信じて。