プロフェッショナルとはあきらめないこと~母親はオールラウンドのプロフェッショナル

子育て

プロフェッショナル仕事の流儀(NHK)を見るたびに、
プロフェッショナルとは?という質問を自分にしてきたのだけど、
そもそも何がプロフェッショナルか?
どこからがアマチュアなのか?
という線引きはさておき、
自分がお金を頂く「仕事」として考えると、とりあえずいつも、
「プロフェッショナルとは言い訳をしないこと」
を、自分の中の答えにしてきた。

けれど、最近は、
プロフェッショナルだって、言い訳をしてもいいんじゃないか?と思うようになった。
正確に言うと、言い訳というより考えを変えて良いのではないか?ということ。
むしろ、言い訳や失敗より、謝罪が嫌で、勉強や方針転換を軽やかにできないのはよろしくない。

だから、
「プロフェッショナルとは、あきらめないこと」だと今は思っている。

私のお客様は、ビジネスマンに主婦に高校生もいる。
海外出張がたくさんある方もいれば、ずっと家に閉じこもったきりの方もいる。
質問や相談は多岐に渡り過ぎて、ここだけ知ってれば良いということもなければ、それについては考えたこともない、というわけにもいかない。
共通しているのは、クライアント様のすべてが、
今すぐ、なんとかしたい、と思い、
そして、私を選び申し込んできた方だということだ。

専門家じゃないから、それについては専門家に聞いて下さい、と自分以外の人に振るのは、いかにも親切だが、振った先は本当に信頼できるのか?
専門家じゃないから責任を取れないので、通り一遍のこと以外答えないというのはどうなのだろう。
責任を取らない専門家をたくさん知っている私としては、すこぶる疑問。

そもそも母親は、毎日毎時間、色々な決断を迫られ、自分以外の人間である子供の人生と命の責任を問われている。
専門家という他人に自分の子供の判断を任せてもいいけど、結局最終的に責任は親が取らざるをえない。

というわけで、
仕事ではさすがにオールラウンドというわけにはいかないけど、
子育てにおいてはオールラウンドのプロフェッショナルの看板を、我が子に対して恥ずかしげもなく掲げている。
そして、
常に前説を翻したり、失敗したりして、臆面もなく謝りまくっている。(これがすぐできないと、母親こそが害悪になるから)。
それでも、今のところ恨まれてないのは、私が「あきらめない」からかもしれないと思う。

世の中の動きが早すぎてついていけない。

陰謀論をまとった紛れもない事実と、いかにも事実のふりをした陰謀論。
踏みしめる大地のリアルと、彼方の空で起こっていること。
普通に暮らしていると、ウイルスも宇宙の果ても見えないのだが、見えないものが大切なことを教えてくれるから面白い。
おそれのあまり、
スピリチュアルあるいは権威者の発言にすがる人、納得できないと声をあげる人、
ひたすら流される人。

みな、恐れている。それぞれに得体のしれない何かを。

読みを間違えたら恥ずかしいとか、
うっかり1人になるかもとか、
失敗するかも、はめられるかもとか、
人間だからみな色々考えてしまうけど、
クライアントさんだろうと、我が子だろうと、
守るべきものがあり、信頼されるかぎり、
私の答えは今のところ変わらない。

プロフェッショナルとは、あきらめないこと。プロフェッショナルになるのに、必要なのは、資格じゃない。
自分以外の人の生きる力を信じ、信頼にこたえる覚悟と勇気だ。

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