バレエでいうところのポールドブラが美しい。
私が青木祐奈選手を知ったのはつい2年前だが、その肩と肘の使い方、視線のやり方にすっかり魅了された。もっと彼女の演技構成点が高くてもいいのにと、ずっと思っていた。
フィギュアスケートの選手たちは早朝から起きて、家から遠いリンクに通い、ケガと戦いながら何年も皆、努力を続けている。
トップ層にならなければ経済的な負担も大きく、彼女も何度もやめようと思っていたと聞く。
スケートリンクの受付をしながらなんとか続けてきた彼女の努力が、今回四大陸選手権の金メダルで報われ、多くのファンが涙をこぼした。
外国の誰かがSNSでこうつぶやいていた。
「だれか今すぐエマ・ストーンを探して、青木祐奈のことを教えて!」
映画ラ・ラ・ランドの物語をたった4分で伝えきった彼女の魅力を、世界が知った。
オリンピック代表でないことがわかると、
「日本だけ5枠設けていいんじゃないか?彼女をミラノで観れないなんて!」というつぶやきも。
層の厚い日本のフィギュアスケート界をまず国内で勝ち抜かないと、国際大会には出られない。
国際大会に出られなければランキングも上がらない。
そしてランキングが上がらなければ演技構成点も上がってこない。
となると、まずは国内の大会でジャンプが決まらないことには!と、ファンは堂々巡りをしていたのだった。
今YouTubeのおかげもあり、日本のバレエ界は空前の推しブームでクラウドファンディングやスポンサー募集が普通になってきている。
これをきっかけに彼女にも突破口が見つかるといいなと願う。
こんな時代だからこそ、美しいものから目が離せない。
