【不老不死という罠】

どう生きるか?

映画「オールド」を観に行った。
(*ネタバレ注意)

ハリウッドが、実はプロパガンダ目的に存在し、背後に渦巻く犯罪の温床なのだと知ってから、
日本の芸能界の闇を知ってから、
以前のように映画やドラマに没入することが出来なくなっていた。
昨年からの567という現実とともに、
歴史的なあれもこれもやっぱりそうだったのか、と私の心を占領していった圧倒的な真実は恋愛や人生ドラマを凌駕し、それらはただの「作り物」へと成り下がった。
ところが、
世界のカラクリがわかってしまうと、
「作り物」だと思っていたサスペンスやホラーは、今後の予告と洗脳だったのかと気付かされ、現実感のあるものとしてすんなり受け入れられるから、人間というのは本当に不思議なものだ。
もはや「毒を食らわば皿まで」の心持ちと言ったら良いのか笑。

さて、映画「オールド」。
バカンスのプライベートビーチで、異常なスピードで時間が流れ、急速に年老いていくという不可解な現象に見舞われた一家の恐怖とサバイバル(予告編より)である。
何しろ数十年を数日に圧縮してしまう話であり、それを映画で2時間足らずに更に圧縮するのだから、無理はある。
けれどそれを感じさせないほどの怖さ。
異常なスピードで老いていくのは、何年もかかる薬の治験の結果を、数日で得てしまおうという製薬会社の陰謀だったのだ。

あれ?
短期間で大量のサンプルで治験結果を得ようとしてる話、どこかで聞いたような笑。
治験に本人の承諾がないので、映画のストーリー展開はリアルであれば犯罪であり、もちろんそこは「治験と承知で受け入れている現状(のはず)」とは決定的に違う。
科学を信奉し、
目の前の研究に没頭している人達は、
病気が治せればそれに越したことはないとそれだけを思ってしまう。
メンタルも含めた身体の他の部分や、
他の人の人生や、
人類全体のバランスや歴史や意義など、考えることもなくなってしまう。
目が霞んだり、耳が遠くなったりする老化はすべて最悪のことで、
シワはなるべくない方がよく、
元気いっぱいが理想で、
アンチエイジング、
行き着く先、彼らが目指すのは不老不死である。
もちろん、健康で病気知らず、若々しく、長く生きるのは理想だが、
そこに向かって、対症療法の薬や薬にもならない誇大広告の製品に踊らされてきたのが、今の私達の姿だ。
若々しくいつまでも綺麗で元気でいたいという庶民の気持ちに漬け込み、
兆を超えて京を稼ぐ巨大企業が、
メディアを使い、いつまでも若く綺麗でいることこそ素晴らしいと洗脳した上で、
欧米諸国が使わなくなった農薬を押し付け、白砂糖や添加物を食べ物に仕込んで売り、空からケムトレイルで化学物質を撒く。(第一の儲け)
病気にして薬を売る。(第二の儲け)
なんなら、恐怖を煽って外資の保険にも加入させる。(第三の儲け)
そんな日本の現状を私達は知らなければならない。

目の前の人を助けたいと願っていたはずの医療者や研究者が、
世界全体、人間の身体全体のバランスを忘れて、
木を見て森を見ずのただの科学信奉者となり、
お金儲けに利用されることのないようにと強く願う。
不老不死を願い、薬に頼り、遺伝子にまで介入していくことには、得られるものとは別にものすごい代償と虚しさが伴うことを、決して忘れないで欲しいと願う。
老いること、死ぬことが悪いのではなく、老い方死に方を考えることこそが大事なのだ。
私達は霊性も合わせ持つ、人間という「生命体」なのだから。
「オールド」を観ながらそんなことを考えた。
ちなみに、監督はあの「シックス・センス」のシャマラン監督である。

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