流行の名前

日々のこと

2020年6月生まれの女の子、人気の名前、
第一位は陽葵(HINATA またはHIMALIと呼ぶ)だそう。
こんな時代がきましたか。

私が子供の頃(もちろん昭和40〜50年代)、
HIMALIという名前は本当に少なく、というか、自分以外に出会ったことがなかった。
社会人になる頃、チラホラ聞くように。

出産した後は、
薬局や病院で名前を呼ばれるときに、たまに「HIMALIちゃ〜ん♪」と呼ばれて、薬を取りにいくとびっくりされて、「あら。ごめんなさい、お子さんかと思って」と言われたり、
私の飲み薬がパンダの容器に入っていたりというようなこともあり、
メジャーな名前になったのだなと知った。

娘が小学生のときは、有名な漫画雑誌の主人公がHIMALIちゃんになっていて驚いたが、
実は娘と同じ学校にもHIMALIちゃんがいて、もはや珍しい名前ではないことははっきりわかった。
とは言え、漢字は違うが、まさかの第一位である。

私の実家は代々、命名に奇妙な決まりがあったため、元々一般的な名前の人が身内に少ない。
その変な決まりに沿うと、名前の展開は本当に限られるので、私の名前は、姉と一字違いにしてお揃いっぽくし、なんとか両親が思いついたのだと思っていた。
覚えられやすいのが、子供の時は嬉しく、成長とともに、逆に次第に嫌になっていった。良くも悪くも誰だかわかってしまいますから。

私の時代は「マリちゃん」の全盛期だったので、
漢字を間違えられるのは日常茶飯事。
名前の最初の字の「日」を、名字に合体されて、変なところがブランクになった名札をもらったこともある。

まあそんなわけで、まさかこんな時代がくるとは思わなかった。
英語で自分の名前を言った後に、
It’s not a typical name in Japan? なんて必ず聞かれた時代もあったのに。

しかし、増えるということは変わった名前と言われたりしないということであり、目立たないということかもしれない。
嬉しい気もするなあ。半面、仕事をするうえで、特徴的であるというのは、いいことだし、すぐに覚えてもらえてうれしいのも確かなのだけど。

たかが名前、されど名前。
複雑である。響きだけでも流行の名前と同じってことは、時代に求められてると信じてがんばろう!笑

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