差し障るので具体的な名前は当然出せないが、私が仕事で関わったある高校生から聞いた話である。
その高校の現代社会の先生は、やたら米大統領選において民主党推しだったらしい。
「来年以降も虎さん(実際には本当の名前を言っている)だと大変ですね。」
「高齢だから、任期中に副大統領に代わることもあるかもしれないですが、初の女性というのもいいですね」
生徒達の中には、このメディアどおりの授業にやや違和感を抱き、
「先生、自分は虎さんも共和党も悪くないと思うのですが」と発言する生徒もいたと聞いている。
私が聞いた生徒は、その女性副大統領候補が思想的にかなり左カーブを切っていることを知っていた。
その後期末テストでは、
[次期米大統領は誰に決まったでしょう?]
というベタな問題が出た。
テスト後に、生徒達はこっそりどっちを書いたか話しあったが、
現社の先生がマルにしそうな方を書いたよと言いながら、
「実際にはまだ決まってないよね。どっちの答えも本当は正解じゃない?」
というのが生徒達の結論だったらしい。
がしかし、最近の子は冷めているのか、それ以上先生に絡みにいかなかったと聞いた。
これは本当の話である。
その話を聞いたとき、
さもありなん、と思った。
たくさんのデバイスを同時に使いこなす今時の高校生は、メインストリームのメディアにバイアスがかかっていることは直ぐにわかるからだ。
その上、幸か不幸かTVや新聞を見ないからオトナのように洗脳されない。
その生徒も、先生が上からの指示で意図を持って話しているのか、単純にメディアを信じてそういう状態なのかはわからないと言っていた。(前者であるならまあ仕方ないし、私は後者のような気がしている。)
日本のオトナが残念なのは、
大統領選についても感染症についても、若者がどう思っているかに関心がないことだ。
「若者が広げている」というメディア報道は信じるのに。
たぶん政治家は浮世離れしていて、あるいはまさしくITオンチで、
そして一般のオトナは忙しすぎて、
若者が本当はどう思っているかの現状を想像することができないようだ。
もちろん、高校生と言えども子供の部分はあるので、彼らの掴む情報にはフェイクもあるだろう。
しかし、オトナだって日々、事実かフェイクかわからない情報を掴まされているではないか。
私が今の高校生なら、あらゆる国の(特に自国の)TV新聞がここまで露骨に情報をブロックしているなんて知ったら混乱し、失望し、どうしていいかわからなくなっただろう。
誰を信じたらいいんだ!と眠れないかもしれない。
だけど、今の子は違う。
決して楽しくはないだろうが、今はそういう時代ね、ハイハイ。と受け止めたりやり過ごしたりするcoolさがある。
私はそのことをちょっと怖くも感じる。
オトナの中には、現在、会社に管理され、恫喝され、見張られ、自由な発言が出来なくなっている人がたくさんいることは承知している。
真実を発信する専門家に殺害予告がきたり、研究費がナゾに削られたり、地上波から追い出されたりも、この一年は特に頻回に起きていることも承知している。
しかしながら、まだまだ、
権威ある人の言葉を丸々信じてしまっている人が多いのは事実だ。
大統領選を公平に伝えないばかりかメディアが本格的に捏造したのを見たら、
世界も日本も本当に共産化していくんだなと思い、さすがの私も悲しくなった。
高校生達は、大統領選を見ながら、
「通貨発行権と司法とメディアを押さえたら、やりたい放題なんだな」
と思い始めているだろう。
やがて、
オトナより早く、アメリカや中国で起きていることは実はヨーロッパの山や中東の丘や、はたまた空のかなたで決まっていると気付くかもしれない。
大統領選だけではない。〇〇○検査がまったくアテにならないことも同じ。
地上波で煽る専門家に冷ややかな視線を送っている高校生達は、日本全国で言ったらかなりの数だろう。
オトナは、コトの重大さを今一度理解しなければいけない。
どんなに権威のある人の意見でも鵜呑みにせず、一度考えなければならない。
不誠実なことは、ある種の虐待なのだと気付かなければいけない。
以下、
複数の高校生から私が聞いた、
【それなりの数の高校生達が知っているけど、知っていることを隠している基本事項】である。
★ ○○○検査を感染症の診断に使ってはいけないことを大抵の医師は知っているはずである。
★ ○○○検査は検査のサイクルを変えれば、陽性者の数は簡単に変わりうる。
★ WHOは○○○検査のCT値40以上の検査は参考にならないと言っているが、日本では40〜45で検査されているので、常在菌や他の感染症でも陽性になることが多い。
★ 陽性者=感染者ではない。
★ 10月〜12月にかけて、検査も隔離も一切なく、11カ国から10万人以上の外国人が入国している。
★ 未だにビジネス目的と称して特定の国の入国は制限されていない。
★ 大統領選について、メディアは片側の情報しか伝えていない。
★ ***ンの副作用は正確に伝えられていない。
★ ファイザーやアストラゼネカの臨床試験が終わるのは2023年である(その前から打つのはある意味で実験である)。
若い子は私のようなすぐ熱くなるオバさんと違い、さめている。
デモも起こさないし、自分が不利になるような発信はしない。
だけど日本の若者は優秀である。
だから聞くと、どの若者も知ってることは小声で教えてくれる。
本当は傷ついている。
そして、オトナがどうするかを、
じっと、見ている。